エディトリアル

Dコーポレーションの橋本でございます。4月から代表に就任して思い出すのが昔大変お世話になったY社長のことです。

Y社長は新宿・代々木・渋谷エリアを中心とした不動産業を経営しており、ほんの僅かな期間だけでしたが私もY社長の会社で働かせていただいておりました。
当時Y社長が自社のWEBサイトで公開されていたコラムのタイトルが「エディトリアル」で今回代表として初めて書く文章のタイトルにぜひ使いたいと思いこのタイトルにさせていただきました。

私がお世話になっていた時、Y社長は10年後には会社を畳んで「庵」を作って人をもてなす仕事をしたいとおっしゃっていました。今思うと入社したばかりの新入社員に会社の代表が10年後には会社を畳むという話をするのもどうかと思いますが(笑)、数年前にY社長の会社のWEBサイトを拝見させていただいたらシェアオフィスを運営されており、人を招いて持て成すというY社長がおっしゃっていたコンセプトを見頃に体現されていて、ああこれがY社長のいう「庵」の形なんだなぁと、すごくY社長らしいと思ってしまいました。料理教室にも通われていたのできっとお料理を振る舞ったりもされているのだと思います。

Y社長の会社を離れたのが15年位前のことなのですが、入社前に牡蠣をごちそうになったこと、沢山沢山叱られたこと、お客様に対する丁寧すぎるほど丁寧な姿勢、某有名アーティストさんの所有する駐車場で草むしりをしてなんで不動産屋なのに草むしりしてるんだろうと思ったこと、メチャくちゃおしゃれな事務所のこと、突然「ししおどし( 鹿威し )」が欲しいと言い出し事務所に設置したこと、事務所の近くにあった美味しいカレー屋さんのこと、Y社長の愛車をお借りして運転手として営業に出ていたので代々木や南新宿の細い道が怖くて仕方がなかったことなどつい昨日のことのように鮮明に思い出すことができます。Y社長自身もいい意味でキャラの濃い方だったのでとても強く記憶に残っています。

Y社長のもとで過ごした期間は、時間こそ短かったのですが学生気分が抜けなかった私の目を覚まさせてくれて、今の自分の基礎を作ってくれた大事な大事な時間だったんだと思います。

当時、携帯電話の電波状況が今ほど良くなく地下鉄では電波が入らないことが多いので電話がつながらないとお客様に迷惑になるからと極力地下鉄に乗らなかったY社長、うちみたいな小さな会社は電話がつながること、すぐ相手先に訪問できるフットワークの軽さが大事だと常々仰っていたY社長、どうすれば相手に気持ちよくお仕事をしてもらえるか考えろと教えてくれたY社長、私の行動や言動のルーツは間違いなくY社長だと思います。

当時の私を知っている人からすると私が自分で会社を運営するなど想像もつかなかったと思います。私自身も当時は想像付きませんでした。

Y社長のようになることはできませんが、Y社長から学んだことを生かして口先だけの顧客第一主義ではなく本当の意味での顧客第一主義を貫いて行きたいと思います。